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過去のお知らせ

2014年7月 4日

生物教育サポート事業報告No.15

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2014年6月15日「グリーンアドベンチャー(植物探索)」をテーマに,(公社)青少年交友協会(理事長 森田勇造)の主催で実施されたサポート事業の報告です。講師として,サポーターの岡崎惠視氏(東京学芸大学名誉教授)が委嘱されました。同協会の「生活体験指導者養成講習(教員免許状更新講習)」の一環として行われたもので,東京近郊からだけでなく,秋田県や愛知県など遠方からの参加者も含め,小・中・高校教員合わせて19名の参加がありました。

まず本講習会における植物探索の目的・内容及び和名・科名等について説明があり,「和名・科名探索用紙」,「参考資料」,同協会監修の「樹木図鑑(初級用)」が配布されました。その後,野外に出て,同協会が設置した樹木標識(1~30番)を番号順に回り,各樹木名と科名(最近のAPGの新科名も),特徴の他に「生活文化」との関わりの説明がありました。

今回特に科名も取り上げられたのは,各自が種名を図鑑で検索・同定するのにこれから役立つこと,同一の科には共通した特徴(花や葉序などの形態,含有成分など)を持つ種が含まれること,植物界の多様性に止まらず,統一性にも目を向けることが重要であること,などの理由に因ります。受講生は日頃,野外観察になじみが薄いようでしたが,今回の活動に高い関心を示しました。

主催者からは「果実は葉の変化したものとか,樹木と衣食住や漢方薬とのかかわりなどについていろいろな説明があり,生活文化とのかかわりが良く分かる,楽しい植物探索でした」,受講者からは「樹名,科名などの由来や変化,花や実の不思議など,学問的にも意義のある大変面白い2時間でした」との評価を受けました。

 

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