2012年5月19日「学芸の森探訪~植物・昆虫の知られざる世界~」をテーマに,東京学芸大学生物科同窓会主催で,同大学の学生等25名を対象に実施されたサポート事業の報告です。講師として,サポーターの青木良氏(東京農業大学非常勤講師)が委嘱されました。
今回の行事は「同窓生による学芸大学の教員養成における支援」を主目的としたものですが,大学所在地の市民の参加もありました。
大学構内を移動し,農場でも観察が行われました。イイギリの交配に関わるハチ,アブ等の昆虫,モチノキとアカスジキンカメ,エノキとアカボシゴマダラ,枯れ木とクマバチ,各種植物とカメムシ,チョウ目幼虫,ハバチ幼虫,テントウムシとアブラムシ,アリとアブラムシの関係,花に来るコガネムシ類,トンボ雌雄の区別と形態の特徴等々,多岐にわたる昆虫と植物の関わりについて,サポーターから解説がありました。昆虫の特徴や植物との関係等について,大変分かりやすい解説でした。
学生からは,「植物については知っていることもあるが,それに関わる昆虫については知らないことが多く,大変興味を持った」「今日の感動を理科の教師になって子供に伝えたい」等の感想が寄せられました。また,来年も参加を希望する市民が多くありました。
自然観察会のようす