理科教育の未来を共創する
~児童・生徒の真の学力を育む観察・実験・探究活動とは~
GIGAスクール構想により、全国の学校現場では一人一台の端末環境が整備され、教育環境は大きな変革期を迎えている。これからの予測困難な社会を生き抜く子どもたちに求められる資質・能力を育成するため、「令和の日本型学校教育」が推進されており、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実が求められている。特に、理科や社会科、総合的な学習(探究)の時間などにおける観察・実験活動は、単なる知識の確認にとどまらず、子どもたちが自ら問いを見いだし、主体的に課題を解決していく問題解決型・探究活動型へと質的転換が期待されている。しかし、教育方法の改善が叫ばれる一方で、日々の授業実践において観察・実験、そして探究活動は真に充実していると言えるだろうか。一人一台端末の導入は、これらの活動をどのように深化させ、あるいは新たな課題を生み出しているのか。そして何より、これらの学びを通して、子どもたちにこれからの時代を生き抜くための「真の学力」が身についているのかが問われる。本フォーラムは、このような問題意識を共有する教職員および教育関係者が、校種や教科の垣根を越えて一堂に会し、日々の実践における成果と課題を率直に語り合う場である。それぞれの立場から活発な情報交換を行い、明日からの教育実践のヒントを得て、未来を担う子どもたちのための教育を共創していくことを目的としている
初等・中等教育における教科「理科」の内容の検討にあたり、その構成、目標、内容および内容の取り扱いに関して、関連学会間の意見交換、及び調整をはかり、学校教育のよりよい発展を目指すことを目的とした教科「理科」教育関連学会6学会で(日本物理教育学会、日本化学会/教育・普及部門、日本生物教育学会、日本地学教育学会、日本科学教育学会、日本理科教育学会)構成されている。
日 時 2025年10月26日(日) 13:00~16:00
会 場 Zoomによるオンライン形式
プログラム(12:30~13:00 Zoom接続)
13:00~13:05 開会挨拶 片山 豪(CSERS議長/日本生物教育学会)
13:10~13:30 講演1「観察・実験を通した探究が育てる科学的思考力と理科教育の可能性」
話題提供:宇田川 麻由(筑波大学附属駒場中・高等学校)
(CSERS委員/日本理科教育学会)
13:30~13:50 講演2「AI時代の理科教育におけるICT活用と探究活動」
話題提供:中村 大輝(宮崎大学教育学部)
(CSERS委員/日本科学教育学会)
14:00~14:50 分科会(ブレークアウトルームで意見交換をいたします)
15:00~15:30 分科会報告
15:30~16:10 総合討論
16:25~16:30 閉会挨拶 高橋 修(CSERS委員/日本地学教育学会)
申込み Peatix URL:https://csers-2025.peatix.com(裏面QRコードからも申込可)
締切 2025年10月12日(日)※定員(250名)に達し次第、締切となります。
主 催 教科「理科」関連学会協議会(CSERS)