2014年11月に中教審に文部科学大臣が諮問した際、「アクティブ・ラーニング」という言葉が使われて以来、この言葉は急激に広がり、至る所で聞くようになった。本書は、12名の現役の中学校教師の協力のもと、中学校理科におけるアクティブ・ラーニングについての考え方や実践を紹介している。本書は第1部「理論編」、第2部「入門編」、第3部「実践編<初級>」、第4部「実践編<上級>」の4部構成で、第2部ではアクティブ・ラーニングを取り入れる9つの視点(【1】感想カードを書く【2】小テストで確認する【3】ペアやグループで話合いをする【4】A,Bどちらかを"選ぶ"【5】コンセプトマップやマインドマップで振り返る【6】学んだことをプレゼンする【7】"意外性"に気付く【8】"身近な"素材で興味をもつ【9】生徒自らのアイデアを生かす)が取り上げられている。第3部と第4部では、単元ごとに20の実践事例が紹介されている。