東京都の高校の生物の先生達が書いた本。高校で学習する生物の内容に関連させて、最近分かってきたことや日常生活への応用など105の話題が取り上げられている。テーマを2、3紹介してみよう。「鳥インフルエンザはなぜ怖い?」「アミノ酸サプリメントの効用は?」「キレるのはセロトニン不足?」などなど。
はっきり言って面白い。特に、科学はどうも~という人に読んで欲しい。最近の知見などレベルの高い話も一般の方が読んでも分かりやすいように書けるのは、著者の多くが進学校からいわゆる困難校まで、まさに多様な高校生達を相手に授業してきたからだろう。