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過去のお知らせ

2013年10月12日

生物教育サポート事業報告No.11

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2013年9月26日,「理科教育における生命理解と生命観育成―『メダカの発生』『ミジンコ』の観察を通して―」をテーマに,神奈川県の大学で,初等教育教員等を志望する学生を対象に実施された生物教育サポート事業の報告です。講師として,生物教育サポーターの岩間淳子氏(川崎市立看護短期大学)が委嘱されました。

内容は,小学校第5学年「動物の誕生(魚)」で取り上げられている「メダカの発生」と「水中の小さな生物(プランクトン)」の観察でした。

学生たちはこの授業で,メダカの雌雄の違いやメダカの受精卵の成長過程,また自然界でメダカの餌となるミジンコの体のつくりを学習し,理科指導に役立つ知識を得ました。また,生物の構造と機能,生物の多様性と共通性,及び生命についても学ぶよい機会となりました。

学生は熱心に授業に取り組みました。観察記録の記述からは,「ミジンコはとても小さい生き物だが心臓があり動いていた。生きているのを実感した」「小さい卵やミジンコでも心臓が動いていて命を感じました」「メダカのオスとメスの違い,メダカの発生の様子がわかってよかった」「たった2週間で体ができて生まれることに驚いた」「メダカが孵化するところが見られて感動した」などの感想が得られました。

 

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観察に取り組む学生たち

 

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観察記録 A大学 学生a

 

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観察記録 A大学 学生b